しっかり者のあなたにもコーチが必要? 理事:山本 明美
- 山本 明美
- 7月30日
- 読了時間: 2分
私は(一財)生涯学習開発財団認定コーチであり、本学会の医師向けメンターリング・コーチングを提供するMedMentorの一人でもあります。
多くの医師会員の方々は、自分自身でしっかり勉強し、医学部に入学し、医師国家試験や専門医試験にも合格されています。そのため「コーチの必要性は感じていない」「コーチのような他人に頼ることは一人前の人間がやるべきことではない」と考えている方も少なくないかもしれません。しかし、実はそうとは限りません。以下にその理由をお伝えします。
1. 専門家としての孤立と対話の重要性
医師は常に「正解」を求められる専門家です。特に指導的な立場にある医師ほど、弱みを見せづらく、本音で相談できる相手が少ないため、孤立感を抱えることが多いものです。
コーチングは、守秘義務が徹底された安全な場で、誰にも気兼ねせず自分の思いを話せる貴重な機会です。医学的な正解を求められるのではなく、「自分自身のキャリアや人生の方向性」について、安心して対話できます。この対話を通し、これまでひとりで抱えていた課題を客観的に見つめ直し、新たな解決策を見出すことができるのです。
2. キャリアと人生の再構築
医師のキャリアパスは多様であり、臨床、研究、教育、経営など、さまざまな役割の狭間で、本当に自分が目指す道を見失いがちです。
コーチングは、目の前の課題解決だけにとどまらず、「自分はなぜ医師になったのか」「今後、どんな医師として生きていきたいのか」といった根本的な問いに向き合うきっかけを与えてくれます。これにより、慌ただしい日々の中で見失いがちな「自分の価値観や情熱」を再確認し、これからのキャリアや人生をより主体的に、意図的にデザインしていくことが可能になります。
3. リーダーシップとチームマネジメントの向上
多くの医師は、自然とチームリーダーの役割を担いますが、医学教育ではリーダーシップやマネジメントについて学ぶ機会はほとんどありません。
コーチングでは、ご自身のリーダーシップスタイルを客観的に分析し、より効果的なコミュニケーションやチームマネジメントの方法を習得することができます。
たとえば、後進の指導法、他部署との連携、ストレスを抱えるチームメンバーへの対応など、「現場で直面する具体的な課題」をコーチとともに乗り越えることで、ご自身のリーダーシップを磨き、より良いチームを築くことができます。
医師の皆さんが日々直面する『正解のない問い』に対して、共に考え、最適な答えを導き出すパートナーとして本学会のMedMentorを使ってみませんか?




