二者択一?
- 三枝子 岡﨑
- 2025年12月15日
- 読了時間: 2分
コアメンバー 岡﨑 三枝子
「医師として責任ある仕事をすること」と「ウェルビーイングを望む」ことは二者択一ではない、と私は思います。
私が卒業した頃は、残念ながら一般的に、結婚・妊娠・子育てなどのプライベートの充実と、専門医として独り立ちすることは二者択一のように思い込まれていたし、働き方改革が始まる以前だったため、実際に両立は非常に困難な状況でした。またそれは、医療者の間にも「医師は結婚・妊娠・出産したら、戦力外にならざるをえない」という無意識バイアスがあり、医師は自分自身の生活を顧みずに患者さんを優先すべきだという、理想像が固定観念として医療界全体に存在するからだと思います。
私自身は若手の頃から、小児科医として自分の足で立ちたい、小児循環器医として患者さんやそのご家族、スタッフからも信頼される医師になりたい、と強く思ってきました。その一方で、家族・子育てを大切にしたいという思いも強く、上記のような無意識バイアスと戦いつづけ、子育てと家庭維持をしながら小児循環器専門医を取得維持するには多くの努力を必要としました。そしてそれを叶えた今、不要な無意識バイアスに悩む経験を後輩医師達にさせたくない、無意識バイアスを意識化し、生活を顧みずに働く医師を理想像とする慣習を変えたいと思いつづけています。
「育児・家事と、医師として責任ある仕事をすることは、二者択一じゃない」
それだけでなく、たとえ家庭・家族を持たなくても、
「自分の軸となる大切な事と、医師として責任ある仕事をすることは、二者択一じゃない」
と思います。
男女かかわらず、結婚・出産・育児だけでなく、人それぞれの生活・人生の中には、その人の軸となる「大切なこと」や「それがないとダメなこと」があります。それが仮に「周囲の人に理解されてもされなくても」です。その人にとって、なくてはならないことを大切にして、その人らしく生き、ウェルビーイングを実現させ、かつ医師として責任ある仕事をすることは非常に大切であり、不可欠であるはずです。
WeLeadJPの活動は、そのような医師をサポートし、また学術的に裏付けられた医師のウェルビーイング尊重の意義を各専門医学会へ繋いでいくことを一つの活動として進んでいきます。
これまで、上記の二者択一と戦ってこられた医師の皆様、またウェルビーイング×医師としての成長を望んでおられる皆様、せひこの学会にご参加ください!




