「少なさ」を強みに!
- 岡﨑 三枝子
- 1 日前
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秋田大学医学部附属病院 総合臨床教育研修センター
小児科専門医・小児循環器専門医・胎児心エコー認証医
岡﨑 三枝子
私は小児循環器専門医です。
実は日本では小児循環器は女性医師の少ない分野でもあり、現在小児循環器専門医の女性医師は小児循環器専門医の18%です。私は日本一の人口減少県の秋田県で仕事をしていますが、なんと秋田県では、女性小児循環器専門医は後にも先にもまだ、私一人です。
その状況で、「女性医師として働きにくかったか」、といえば、必ずしもそうではありません。小児循環器医が専門性を発揮するのは、生まれ持った複雑心奇形の患者さんに対してです。特に、胎児診断、出生直後の診断と治療、新生児期の急変対応や集中治療、心臓血管外科と連動した周術期管理などの知識と技量が求められます。生まれて間もない赤ちゃんの心臓病とその治療の中で、「どうしてうちの子にこんなことが‥」と自らを責めつつ、長い入院生活の付き添いをしておられる多くのお母さんたちがいます。そのお母さんたちの小さな声に耳を傾け、励まし、思い込みを修正し、前に進むお手伝いができる女性小児循環器専門医としての役割を非常に大切だと思っています。
秋田県は小児人口減少もあり、小児循環器医そのものも少ないので、その分野の中の特定の分野を専門とする、というわけにもいかないので、実は何でもやります。私の得意分野は胎児診断ですが、これは大学院の学位のテーマだったからです。心臓カテーテル検査やカテーテル治療はもちろん、患者さんの手術に立ち会い、心臓外科医や麻酔科医に術中のサポートもしましたし、不整脈治療も、外来も担当します。なので、女性医師だから女性に「向いていると思われている」分野を担当してきたのではありません。
そんな背景があるので、自分が興味があるけれど、女性医師が少ない分野に興味がある女子医学生・研修医のみなさん、または反対に男性医師が少ない分野に興味がある男子医学生・研修医のみなさんに対して、自分と同じ性別の医師に偏りのある診療科や専門であっても「興味があり、楽しいと思えることに胸を貼って進む」ことを絶賛応援しています。そして生き生きと活躍することで、その「少なさ」がその人の価値や強みとなり、その技術や知識が生きてくる将来が見えています。
WeLeadJPには、そんな医師達がたくさんメンバーにいます。
もしいろいろな状況でうつむきがちな気持ちがあれば、どんどん本学会を活用し、生き生き活躍できるパワーをもらっていただけたらと思っています。
筆者がずっと応援している、
シャイン・オン・キッズ ホスピタルファシリティドッグのマサくんと
第62回日本小児循環器学会学術集会にて(2026年7月@東京)
※シャイン・オン・キッズ様にマサとの写真掲載について、ご快諾いただきました!






